勢いで生きている

にゅすとSZとスタァライト

2022年に双眼鏡を2つ買った記録・モナーク7篇

双眼鏡を新しくしたい理由。それはもう何が何でもくっきりときれいな視界で見たい現場、

クシーゾーン ドームツアー2022 ザ・ハイライト
のためである。
 
SZのことはデビュー時から孫を見るように見守ってきたのだが、色々あって2020年11月からゆるゆるとセクラバをやっている。セクシーたちの夢の場所、東京ドーム公演の決定。どうせならベストな装備で臨みたいに決まっている。そう思いチケットが手に入る前から、いろいろと倍率高めの双眼鏡の情報を集めていた。
 
当所は防振も候補に有ったのだが、売り場で覗いてみるとどうも見え味が合わないような気もする。大枚を叩いて使いにくいのではたまらないと、防振をレンタルして別の現場で実証実験。
結果、やはり値段の面でも非防振が自分には相性がいい気がした。どうしても防振が必要な局面が来たらレンタルすればいいし。正直防振高いし。
 
非防振タイプに心が固まったところで双眼鏡選びにものすごく参考になる、しおりんさん作のこちらのアンケートを再読。初読はつい最近だった気もするのに気付けばもう3年前の記事だ。怖い。
こちらのブログでも1番人気の機種が、みんなだいすきVixen アトレックⅡ 8×32。
明るくて軽くて値段もそこそこ。鉄板だ。実のところ自分でもほとんどこちらに決めていた。
ただ、迷っていたのがドームで8倍は心許ないんじゃないかという点だ10倍の方が戦えるのでは。そう思って集合知の力を借りもした。

集合知を信じてやっぱり10倍の方がいいのか、しかしアトレック10×32だと明るさが10.2。暗くはないがどうにも物足りない。Twitter以外にもAmazonやら価格コムでレビューを漁りながら、ある記事を見つける

これ、良くないか…?(前のめりになるオタク)
 
この時点で特に目を惹いたのはプロスタッフ10×40だった。

おりしも12/14は休みを取っていた。他の用事(参戦服選びとか美容院とか)を済ませて訪れた池袋ビッカメの双眼鏡売り場。ショーケースに鎮座していたプロスタッフ10×40はというと。

第一印象:でかい(途方に暮れながら)

言うならば小さめのペットボトルを2つ並べたくらいのサイズ感。さすがにこれは辛い。ならばやっぱりアトレック8倍にするか10倍にするか、検討に戻ったところに店員さんがやってくる。
ドームコン用の双眼鏡を予算2〜3万(見得張ってちょっと盛った)で探している旨を伝え、店員さん曰く。
・明るさは正義
・ドームでも10倍より8倍がおすすめ。視野が広くなるしレンズ自体が明るい。明るさは正義。
・アトレックの同価格帯にケンコーのウルトラビューもあるが、頑健性やレンズ性能でアトレックがおすすめ。ビクセンの方がレンズが明るい。明るさは正義。
・プロスタッフは安価ではあるが、レンズの透明感がアトレックやウルトラビューに劣る。予算があるならアトレック。明るさは正義。
・双眼鏡は値段が性能に反映される部分がある。上を探せばキリが無いが、見やすさと予算を考えるとアトレック10倍よりも8倍。明るさは正義。
 
熱の入った説明に、さすがにアトレック8倍で決定かと心が傾きつつ「上を探せばキリが無い」例の比較検討用に、ショーケースに入っていなかったニコンの双眼鏡を手に取らせてもらう。

これがモナークM7 8×30だった。何気なく覗いて愕然とした。ナニコレめちゃくちゃきれい。
 
モナークの存在自体は知っていた。先のしおりんさんのブログでも挙げられている機種だし、アトレックを買おうとしている人の対抗機種として名が上がることも多い。
しかし、自分では覗いて見たことはなかったのだ。
 
理由はわりと単純で、いつも双眼鏡を物色しに行くのがビッカメ有楽町店だからだ。ご存知の方も多いだろうが、ビッカメ有楽町店ではニコンの双眼鏡は双眼鏡売り場ではなく、ニコンのカメラコーナーにまとめて置かれている。
10歩も歩けば忘れる鳥頭、アトレックの印象を残したままモナークと見比べる機会に恵まれなかった。

もう一軒よく訪れるアキバヨドバシでは、もしかしたらモナークとアトレックを見比べることができたのかもしれない。だがモナークは実際高い。4万からの値札に怖気づき、おそらくこれまでは手に取ろうとしなかったのだと思う。
 
しかしこの日、モナークM7との出会いが訪れてしまった。あの頃には戻れない。何も知らなかった日々。胸を刺す衝撃を浴びてしまったから。*1


モナークM7とアトレックの視界の差を照明に例えると電球の光がアトレック。明るさにほんのり黄色っぽさが混ざる。一方でモナークM7の視界は昼白色のすっきりとした明るさだ。
正直ここは好みだと思う。アトレックの視界だってものすごくきれいだ。しかし、個人的にはモナークM7の視界の方がめちゃくちゃに好きな感じだったのだ。
 
うわこれ欲しい。興奮に動悸が高まり、同時に冷や汗がどわっと出た。
重ねて言うがモナークM7は高い。この日の店頭でアトレックは約2万4千円、モナークM7には約4万4千円の値札が付いていた。
その差、2万円。結構な額である。そもそも双眼鏡に払うのか?4.4万円を??双眼鏡に???
 
お気づきだとは思うが、既に検討項目が「モナークM7に4.4万円を出せるか出せないか」に変わっている。それだけモナークM7の視界が鮮烈だった。
だが即決はできず、ひと晩考えようと店を出た。ぐらんぐらん揺れる頭でひたすらに検索をかけ、ひとつのツイートが目に留まる。

モナーク7……アウトレット……?思わず楽天で検索。在庫はまだある。

更に調べると、このアウトレット品は店頭で見た【モナークM7」】ではなく【モナーク7】という旧機種らしい。
マイナス方面のレポも漁る。M7と比べると防油処理がされていない(指紋が拭いにくいとかそんな感じ?)。個体差により接眼部のゴムが劣化することがある。
しかし、肝心の見え方自体はモナーク7でもM7でもほとんど変わりはない、らしい。
 
楽天ポイント使って3万。アトレックとの値段差は埋まる。買っていいような気がしてきた。けれど思い切って買っても、17日当日に間に合わなければ意味が無い。ニコンダイレクトに問い合わせたところ、ぎりぎり17日の午前中に届けることは可能だという。
 
双眼鏡に3万円。出せるか?考えて最終的に欲求が勝った。東京ドームに立つセクシーたちの姿を、モナークの見え味で。
 
わたしはそれが見たいのです(CV津田健次郎*2
 

というわけで買い申したのである。Nikonモナーク7 8×30倍。最後はもう多分脳内麻薬か何かキマッていた。

 実は17日はシアターGロッソの暴太郎戦隊ドンブラザーズショーとのハシゴを考えており、もしドンブラショーのチケットを買っていたら家を出るまでに宅配の受け取りが間に合わないから引き下がったかもしれないとか、グッズ購入の予約時間が(以下略)とかの裏話もある。
ドンブラショーもグッズ購入も予約していなかったからモナーク7を受け取って開封してからギリ生きでドームに向かえる。星の導きとしか言い様がないのである。いやマジな話。
とはいえ、このブログを書いているのは会社帰りに水道橋に寄って↓を見た帰途だ。 

17日の午前中に本当にモナーク7は手元に届くのか。届いたとして万が一不良品だったりしないか。シュレディンガーのオキナさんの運命にご期待ください(?)

さて、長々と書いたがモナーク7アウトレットは、実は12/19までウィンターセール続行中である。このブログをわざわざ読みに来たユーたち。あなたにもあるのではないだろうか。年末の現場のひとつやふたつやみっつ。

 買おうぜ…!モナーク7…!このリンクから…!そうしてみんなで最高の景色を見ようぜ!

*1:スタァライト九九組 星のダイアローグ

*2:なぜCV津田健次郎なのか分からない人は少女歌劇レヴュースタァライトを見てくれ