勢いで生きている

にゅすとSZとスタァライト

2022年に双眼鏡を2つ買った記録・序文【追記あり】

野鳥の会である。

何のことかと言うと現場、この場合はいわゆるアイドルやら声優やらのコンサートにおける参加スタイルだ。

盛り髪ピンヒールでそびえ立つギャルたちが声量を活かし、花冠&白いワンピースの手元にメッセージうちわを掲げ、あるいは量産型がうちわをスケッチボードがわりに、

時代の変遷と共に様々な形でファンサを求める彼女たちの傍らで、もうずっと双眼鏡を覗き込んで離さない野鳥の会スタイルの参戦をかれこれ20年以上続けてきた。

その20年以上のうち、大半を新旧窓系という沼に片脚をどっぷりと浸け込んできた。

つまりは舞台に立つ人のオタクであり、やはりここでも双眼鏡は切り離せないアイテムである。

 

ここ10年近く、現場での相棒としてVixenニューアペックスHR10×28を愛用してきた。

ニューアペックスを買ったのは2013年秋か冬だったと思う。

2013年の夏、秩父宮ラグビー場での雨天中止となった、ある意味伝説の公演に入っていた。

その時に持っていた双眼鏡も雨を浴び、気付けばレンズ内部がうっすら曇った状態になってしまっていた。

連番していた友人の双眼鏡も似たような状態だったらしく、本当は彼女が新しい双眼鏡を物色するはずだった新宿ヨドバシ店頭で、何故か私がニューアペックスを衝動買いしていた。

おりしも「双眼鏡って倍率より明るさが重要性らしいよ」といえ口コミがジャニヲタ間に広がり始めていた頃。

明るさが10あれば超高級品という時代の中、明るさ7.8のニューアペックスはなかなかの上位機種だったのだ。

持ち運び時は畳めて重さもそこそこで取り回しの効く優等生、ニューアペックスは東京埼玉横浜仙台新潟博多大阪とあらゆる現場で活躍してくれた。

(とはいえ、倍率10倍だと大きすぎるハコでは低倍率との使い分けもしていた)

 

しかし時代は流れ、技術の革新に伴う防振双眼鏡や、明るさ15以上の非防振双眼鏡の登場の前では、さすがに7.8では力不足も感じつつあった。

(私の扱いが雑なせいでレンズもけっこう傷ついてしまったし)

 

そして2022年。

どうしてもクリアな視界で見たい現場のため、連れ立ったニューアペックスに別れを告げ、新しい双眼鏡を1年に2代も手に入れることになるのである。

購入に至るまでの紆余曲折と試行錯誤、星のめぐり合わせとしか思えない出会いについては、以降のエントリーで。

 

【追記】

エントリー上げてひと晩経って、そういや双眼鏡購入ツイートしてるんじゃないかと自ツイを検索かけてみた。結果。

 

ぜんぜん2013年じゃないじゃん!!!!!!

記憶が危ういにも甚だしいというか、双眼鏡見えにくくなって1年半(というか2年?)も使ってたんかいというか。

俺たちは雰囲気で双眼鏡を使っている。